29Jul
日本人でも意外に多い亜鉛不足。
症状は様々あるのですが結構多いのが味覚症状のようです。
ここでは、亜鉛不足では?
と思えるような症状やその改善に必要な
亜鉛が多く含まれる食品について書いています。
また、亜鉛を効果的に吸収させるための
成分なども書いてますので、亜鉛不足かな?
と思う方は参考にしてみて下さい。
亜鉛不足の症状と原因
亜鉛は酵素を作りだす必修の成分となっており
酵素と密接な関係があります。
体内の重要な部分には、必ずと言って良いほど
亜鉛を必要とします。
特に成長、寿命、発達や生殖機能に関係する酵素には
亜鉛が深く関わっているのです。
そのため、普通なら体内に男性で
約2.5グラムの亜鉛があるので、
何も問題なく生活していたら亜鉛不足になることは、
ほぼありません。
したがって亜鉛不足になるには、それ相応の
原因が必ずあるのです。
大抵の場合、亜鉛を消費するような事象が
長期にわたって継続すれば亜鉛不足になるようです。
亜鉛は酵素と深く関係がありますので
ストレス、飲酒、激しい運動などで多く消費します。
また1日に摂取しなければならない亜鉛の量は
男性で約7.5ミリグラム、女性で5.5ミリグラムと言われており
偏食などで摂取量が足りていないときにも不足になります。
そんな亜鉛不足になると、
どんな症状が起こるのでしょうか?
軽い場合ならイライラが頻発するようになったり、
肌荒れ、にきび、口内炎などですが、
他にも薄毛になったり、代謝や免疫力の低下、うつなどの精神的疾患
などにもなるようです。
薄毛で悩む人が多いですが、
亜鉛不足なのかもしれませんね。
また重症化すれば、味覚障害や肝臓の病気にもなるそうです。
飲酒をする人に多い肝臓障害ですが、これはアルコールを
分解する酵素に亜鉛が多く使われ、亜鉛不足になると
酵素が出来ず肝機能に弊害が出てくるからなのです。
なので、肝機能が悪い人は亜鉛不足の可能性が高い
と言えます。
また味覚障害になると、食事のときだけでなく
普段から「何か口の中が変」という具合に
何らかの症状が出てるようです。
この症状は人によって違うようで
甘い感じだったり、苦いとか渋みもあるようです。
味覚障害の主な原因は亜鉛不足ですが、
何か病気などが絡んでいる場合もあるようなので
お医者さんに先ずは診てもらうということが大事です。
まずは耳鼻咽喉科に行くと良いでしょう。
ただ、軽度の亜鉛不足の場合は亜鉛を摂ることを
心がけていれば良くなるようです。
では、亜鉛を多く含む食べ物には
何があるのでしょうか?
亜鉛を多く含む食べ物たち
亜鉛を多く含む食べ物には牡蠣、うなぎ、たらこ、
カボチャの種、大豆製品(大豆煮豆、納豆、黄粉、豆腐)、
そば、ごま、煮干し、アーモンド、カシューナッツ、
あさり、豚レバー、ごま、牛もも肉、玄米などがあります。
亜鉛を散る場合には、これらの食品を中心に食べるわけですが
亜鉛をもっと吸収しやすいようにするような成分が入った食品も
一緒に食べることをお勧めします。
そのような成分がクエン酸、ビタミンC、蛋白質です。
クエン酸を多く含むものには、みかんやグレープフルーツなどの柑橘類、
梅干、パイナップル、いちご、メロンなどがあります。
ビタミンCは野菜、レモン、トマト、みかん、グレープフルーツ
があります。
蛋白質を多く含むものには、動物性は肉類や卵ですね。
さらに植物性のものには、大豆、納豆、豆などの豆製品があります。
ただこれらの内1つだけから亜鉛などを摂ろうとはせず、
何種類かの食材から摂るようにすることが長続きする秘訣です。
例えば、ビタミンCをキャベツだけから摂ろうとすれば
かなりの量になりますよね。
キャベツだけをそこまで毎日食べれば、すぐに飽きてしまいます。
なので、何種類かから摂るようにしてメニューを変えていけば、
飽きにくいのではないでしょうか。
また逆に亜鉛の吸収を妨げる成分もあります。
それがタンニン、フィチン酸、ポリリン酸です。
タンニンはお茶に入ってますし、
フィチン酸は小麦粉製品やインスタント食品に入っています。
ポリリン酸は有名な添加物ですよね。
インスタント食品や加工食品(特に肉製品)に入ってます。
これらの成分が入った食品は出来るだけ
食べない方が良いでしょう。
サプリメントを飲む時に注意するべきこと
食材から摂取するのは上にも書いたように
結構大変ですし、やっぱり不足しがちになる場合があります。
それを補うためにはサプリメントが良いでしょう。
ただしサプリメントを使用する場合には、摂りすぎないことに
注意が必要です。
というのも、亜鉛は元々重金属として有害物質に
指定されています。
ただ、体にも必要な必修元素なので摂る必要があるわけです。
そんな亜鉛を摂りすぎると、
当然、体に不調を来たすことになるわけです。
なので、亜鉛の摂取量には十分注意しましょう。
ただ、最初のところで書いたように亜鉛の1日の摂取量は
男性で約7.5ミリグラムでした。
亜鉛の摂取量に気を付けなければいけませんが、
この7.5を少しでも超えないように・・・
というような厳格さはいらないです。
人は大体1日に5~40ミリグラムの亜鉛を摂るので
40ミリグラムを超えなければ良いのではないでしょうか。
また40ミリグラムを少し超えても、すぐにどうにかなる
というようなことはアレルギーでもない限りないと思います。
人には解毒機能も備わっているので
非常に多くの亜鉛を摂取しないのであれば
不要な亜鉛は体外へ排出されますから
急性の中毒にはならないでしょう。
また、サプリメント意外にも亜鉛の塩(えん)が
健康食品店や薬局で売られているので、そちらも利用できます。
亜鉛の塩は食べ物をあまり食べきれない人へ
栄養士などが勧めるようです。
ここまで亜鉛不足、原因や症状、亜鉛の摂取方法などについて
書きましたが、いかがでしたか?
亜鉛を多く含む食材は実は、私たちの周りに
かなりの数あるんですね。
だから、亜鉛不足になってもきちんと摂れば
すぐに体調も良くなります。
もし、亜鉛不足かな?と思ったなら
参考にしてみてくださいね。